しかつめらしく せきにつくと
とおくのほうで チャイムがなった
せんせいの はなしが しばらくつづくと
くうきのように いきをひそめて
ゆめみる かこが あるいてくる
こだいローマの
さびれた はかに かかれた もじが
じゆうとなった どれいたちのすがたに かわり
かれらは あいにあふれた ほうようと キスで
だいちをうずめながら とびまわるのだ
めいよを たたえられた こうていは
じゆうの どれいに いちおう えしゃくする
あたらしいローマのしみんは ほてった てで
ぼくのあたまに げっけいの リースを のせて
かいほうされたと いわうのだ
だけど チャイムがなって めをさますと
せんせいの かおを まともにみれない
なさけない ぼくが いる
とかいの くすんだ けしきのなかで
あおあおと しげる やつでのうつくしき
ふるき よき もくぞうの まなびや
くもりがらすの まどは めいじのにおいぞする
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